嫌煙家、今度は米国株へ手を出す
昨日、米・アルトリアグループ(MO)の株式を30株だけ購入した。
先日のJTに続き、たばこ関連銘柄はこれで二つ目。
円に偏っている資産の配分を見直そうと、米国の株やETFをあれこれ物色する中で、直近の配当率の高さと49年連続増配という文言に魅かれて、購入を決めた。
資産運用を本格的に再開するまで、アルトリアグループという名前すら知らなかったが、昔の社名がフィリップ・モリスで、マルボロやラークなどの有名ブランドを取り扱っていることが後押しした。
中学生の時に、友人の影響でロードレース世界選手権にはまり、雑誌やテレビの深夜放送をよく見ていた。
観戦のため、友人2人と鈴鹿サーキットまで電車とバスを乗り継ぎ足も運んだ。
マルボロは、当時応援していたエディ・ローソンの所属チームのメインスポンサー。
”Marlboro”のロゴマークが彼のバイクやヘルメット、ユニフォーム上で煌々と輝いていて、少年の目にはとてもかっこよく映った。
あれから約30年。
バイクの免許を取ることもなく、喫煙することもなく、ただの嫌煙家リーマンになってしまった。
ロードレース人気が今も続いているのか分からないが、同社の株主になったのを機にもう一度関心の目を向けてみようと思う。
灘中に合格する子は学力のほかに何を持っているのか
書店の新刊コーナーに並んでいて、思わず買ってしまった。
有名進学塾・浜学園の園長さんの最新の著書である。
東大よりはるかに難しいとされる灘中学。
以前、仕事で同校を訪問した際には、思わず正門前で記念撮影をしてしまった。
そのぐらい自分とは無縁の別世界の学校であることは間違いない。
先ほど読み終えた。
灘中に合格する子は学力のほかにいったい何を持っているというのだろうか?
それがよく分からない・・・。
まともに塾に通ったことがない、当然中学受験も経験していない、凡人の私には理解できないのかもしれない。
その一方で、「勉強すると、成長するから嫌だ! 大人になりたくない!」と毎日叫んでは宿題を放置し、ポケモン、ゾイドワイルド、ドラえもん、クレヨンしんちゃん、ワンピース、鬼滅の刃の世界へと現実逃避する息子。
その気持ちはよく理解できる。
小6の夏休み40日間は、睡眠・食事以外は勉強に集中。
私には無理である。
息子も無理だろう。
でも、それでいい。
そのことが理解できただけでも、読む価値はあった。
そう思う。
地元の飲食店が次々に閉店していく
ここ最近、地元の飲食店が次々に閉店している。
中華料理、カフェ、お好み焼き、焼き鳥、居酒屋・・・。
どこも長年続いた人気店だったのに、コロナ禍により閉店に追い込まれた。
通常の閉店であれば、閉店日が前もって告知され、常連客が連日押し寄せ、皆に惜しまれながら幕を閉じる。
しかし今回は、まず休業を強いられ、再開の見通しが立たないまま資金と気力がそがれていき、将来への展望を開けない世の風潮が追い打ちをかけた。
果ては、常連客と最後のお別れをする機会すら与えず、そのまま閉店。
シャッターに貼られた馴染みの店主のごあいさつを見て、無念さと空虚感を覚えずにはいられなかった。
定額給付金が早くも入金された!
昨日、定額給付金を当てに大型の買い物をした話をこのブログで綴った。
本当に入金されるのか? と懸念していたわけだが、本日、家族3人分の計30万円が指定の口座に入金されていた。
市に申請書を送付したのが6月5日だから、わずか2週間で入金されたことになる。
早い! 早すぎる!
人口の多い自治体なので、早くても月末だろうと思っていただけに、驚いた。
経理業務に携わったことのある方なら分かると思うが、送金はそう簡単に事が済む作業ではない。
・担当者が受領書類に不備がないか確認し、会計システムに口座情報を入力する
・入力した口座情報に誤りがないか、別の担当者と読み合わせをするなどして確認する
・送金データを作成し、上席者に提出する
・上席者は金額に誤りがないか、二重で振り込んでいないか、などを確認し、問題がなければ決裁印を押す
おおよそ以上のような流れを経て、金融機関へ出金伝票・依頼が届く。
対象は数万件にのぼるわけだから、関係者の方の尽力には頭が下がる。
政治家や中央省庁の高級役人、入金が遅いと騒ぎ立てる輩に、コロナ禍のとばっちりを受けた前線の苦労が分かるだろうか?
振り込みはロボットがしているのではない。
生身の人間が、ミスは絶対に許されないという重圧の中、連日連夜作業しているのである。
定額給付金しかり、中小企業・個人事業主への支援金しかり、学生への支援金しかり。
わが身に置き換えてみたら分かるはずだ。
金融機関の窓口で振込用紙を1枚記入し、手続きをするのに少なくとも5~10分はかかる。
それが何万件だ。
しかも本業とは別のイレギュラー作業としてやっているのだ。
オラが町のスタッフの皆さんに敬意を表したい。
ありがとうございます。
定額給付金の魔力に負ける
今日は有給休暇を取得し、妻と梅田へ買い物に出かけた。
目的はパソコンとプリンターの購入。
妻がどうしても自分用に1台欲しい、息子のオンライン授業にも必要だから、と言うので、ヨドバシカメラへ向かった。
久しぶりの梅田。
電車はそこそこ混んでいて、梅田の街も6~7割ぐらいの賑わいを取り戻しているように見えた。
ただ、外国人観光客は一人も見かけなかった。
観光客を当てに商売されていたところは、相当厳しいことだろうと肌で感じた。
ヨドバシカメラの店内は、平日の午前ということもあり、閑散としていた。
早速お目当てのパソコン売り場へ向かい、店員さんに声をかけた。
オンライン授業や在宅勤務の普及で、人気の価格帯のパソコン、プリンターは品薄が続いているとのこと。
どのメーカーも納品までに3週間近くかかるようなので、仕方なく店内在庫のある上位モデルを購入することにした。
パソコンとプリンター、合わせて195,670円。
妻と息子の定額給付金20万円がすべて無くなった。
ただ、3万円分ほどのヨドバシポイントを得たので、マウスや接続ケーブルなどはポイントで購入した。
会計後、他のフロアも見て回ることにした。
ちょうど前日にスマホケースが壊れたので、ポイントで購入することにした。
店内には薬局もあり、地元では品切れが続いているユニ・チャームのマスクも大量に販売されていたので、こちらもポイントで購入した。
次に美容家電コーナーを訪れた。
ムダ毛処理ができる光美容器の前で、妻が急にソワソワしだした。
「前から欲しかったんよねえ~。」
いろんなメーカーのものを試しては、店員さんの話を熱心に聞いている。
パソコンのときの上の空状態とは大違い。
「ごめん、これにする。買うわ。」
59,800円也。
私の定額給付金も半分以上、消えた・・・。
最後に5階のおもちゃ売り場を見に行った。
息子がポケモンに夢中なので、おもちゃを1個買ってやることにした。
もちろんポイントで。
一家3人の定額給付金、計30万円。
1日でほぼ使い尽くしてしまった。
私と息子の20万円分は当初、株式投資に充てる予定だったが、脆くも崩れ去った。
定額給付金の持つ魔力に完敗してしまったが、妻と息子は大喜びなので、よしとするほかない。
あとは給付金が予定どおり入金されるのを待つだけだ。(おいおい!)
自動販売機の誘惑に負けない
コロナ禍の影響で、我が社も在宅勤務、時差出勤、別室勤務等が奨励され、職場単位で取り組んでいる。
この数カ月、私は別室勤務が多く、空いている会議室を転々と渡り歩くジプシー生活を過ごしている。
最近の仕事場は、出入口の扉を開けるとすぐのところに自動販売機が設置されている。
室内の窓や扉は密閉を避けるため開放しているので、誰かが自動販売機で飲料を買うたびに「ゴトッ」という音が聞こえてくる。
これまでは自動販売機のことなど気にもしなかったが、節約志向に目覚めた今は違う。
一番安いミネラルウォーターで110円、一番高いジュースだと160円の値が表示されているこのマシンを利用しようとは思わない。
でも、同僚たちは違うようだ。
5~10分間隔で「ゴトッ」という音が鳴り響く。
このところの暑さのせいなのか、それとも魅惑的な商品でもあるのか。
みな、この「無言の営業マン」をご贔屓にしているようである。
自動販売機は福利厚生の一環で設置しているようだが、値段はとても融通が利いているとは言えない。
たかが1本の購入でも、年間に換算するとそれなりのコストになる。
「俺は騙されへんし、負けへんぞ!」
目の前で冷たいジュースを飲む同僚をしりめに、今日も白湯を美味しくいただいた。
ほぼ手ぶらで出勤する
6月も半ばを過ぎ、ますます蒸し暑くなってきた。
先週から通勤スタイルを半袖シャツに衣替えしたものの、職場に着く頃には額から汗が湧き出てくる。
毎日7時過ぎには出社しているので、これでもまだ涼しい時間帯に移動できている方。
9時前にぞろぞろとやって来る同僚たちは皆デスクにつくなり、異口同音に「暑い~」とうなだれ、団扇で身を扇いでいる。
今年はコロナ禍でマスク装着が義務付けられており、暑さ対策は喫緊の課題。
夏をどう乗り切るか、まずは各自で工夫を凝らすしかない。
私はドレスコードの範囲内で徹底的に軽量化を図ることにした。
服装は、上は半袖カッターシャツ、下は夏用スーツで統一。
本当はスーツなど着たくないが、許されないようなので、ここは我慢している。
次に持ち物だが、鞄は持たない。
腕時計もしない。
携帯するのは、財布、自宅の鍵、ハンカチ、スマホ、弁当のみ。
財布は名刺サイズの安物コインケースで、中に千円札1枚と交通系とiDのカード計2枚のみを入れて、ズボンの右ポケットにしまう。
小銭が多いと財布がかさばり、ポケットが膨らんで見た目が悪いので、極力硬貨は持たない。
現金を使うことはほとんどないので、これで事足りる。
ハンカチとスマホは左ポケットに入れて、自宅の鍵はチェーンにつなげて後ろポケットにしまっている。
最後に弁当は中が見えないように青色のナイロン袋に入れて、手に提げている。
鞄を持たないサラリーマン。
はじめはどうかと思ったが、やってみると思った以上に身軽になり、かなりいい。
残業を強いられている同僚をしりめに退社する時も、心なしか以前より気兼ねが減ったような気がする。
身を軽くすることは、心を軽くすること。
暑さ対策を進める中で、ある種の哲学と巡り合えた。
コーヒーを毎日、自分で淹れる修行の日々
私は毎日、自分でコーヒーを淹れて飲んでいる。
平日は夕食後に、休日は昼食後が多い。
コーヒーは昔から好きでよく飲んでいたのだが、書店で手にした1冊の書籍がきっかけで、2年ほど前から自分で淹れるようになった。
今や私の日課であり、大切な趣味の一つとなっている。
豆はいつも自宅から徒歩5分の珈琲専門店で調達している。
購入銘柄はオーガニック・コロンビア、注文量は200gと決めている。
1回で25gの豆を消費するので、週に1回のペースで通っている。
コロンビアを選ぶ理由は、近所の喫茶店でよく飲んでいたから。
初めて自分でコーヒーを淹れたときに選んだのもコロンビアで、この2年、ほぼ毎日飲み続けている。
同じ銘柄でないと自分の淹れ方の良し悪しや進歩が分からないので、技術に自信が持てるまでは、同じ銘柄を飲み続けることにしている。
道具もひととおり買い揃えた。
以前は手回しのミルを使っていたが、どうしても粉が均等に揃わないので、電動ミルを購入した。
すると、味が格段によくなり、安定するようになった。
決して安くはない代物だったが、今はとても満足している。
コーヒーを始めた当初は、生豆を買って、自宅のキッチンで夜な夜な焙煎をしていた。
これはこれで楽しかったのだが、家中にコーヒーの匂いが充満し、部屋干ししていた息子の服にまで浸み込む始末。
妻に「頼むから止めてくれ」と懇願され、断念した。
仕方がないので、今は専門店で焙煎豆を購入し、もっぱら抽出のみに専念することになった。
一見、ただお湯を注ぐだけなのだが、温度や淹れ方で味はそれなりに変わる。
そこが難しくもあり、面白いところでもある。
最近になって、ようやく自分の好みの味が出せるようになった。
自分で淹れたコーヒーを片手に、好きな音楽をかけて、皆さんのブログを読む。
この至福のひとときを楽しんでいる。
無趣味だった私を素敵な世界に導いてくれた冒頭の書籍には感謝している。
だからコーヒーをよく飲まれる方には、ぜひ一度ご自身で淹れられることをお勧めしたい。
茶道のような感覚に浸れて、いい気分転換になると思う。
そのうえ経済的にもお得だ。
私の場合だと、200gのコーヒー豆の仕入れ価格は1,080円。
1回につき25gの豆を使って、300mlのコーヒーを抽出しているので、1回あたりのコストは135円となる。
喫茶店だと1杯(180ml)400~500円するだろうから、かなり割安だ。
さすがに缶コーヒーやコンビニコーヒーには負けるが、味の差は歴然としている。
とくに缶コーヒーは、コーヒーとは違う飲み物だということが改めてよく分かると思う。
珈琲店でコーヒー代をケチる
昨日に続き、今日も休日。
足がまた大きくなった息子の靴を買うため、朝一で最寄りの百貨店へと向かった。
開店10分前には到着。
何もこんな早くから来なくてもいいのにと思ったが、「子どもの靴売り場は馬鹿みたいに混むから、一番に行かないと相当待たされる。」という妻の言葉に従った。
午前10時の開店とともに、お目当ての店舗へまっしぐらに駆け込んだ。
想定どおり一番乗り達成。
即座に店員さんを捕まえて、目的を伝えると、早速息子の足のサイズを測定してくれた。
今履いているアシックスの靴と同じデザインのサイズ違いがあったので、青と緑の色違いの2足を購入した。
2足で12,000円。
父親の履いているスニーカーより断然高いが、そこはぐっとこらえた。
店を出る頃には、店内は客で溢れており、受付メモを覗くと10組ほどが待機していた。
個人消費の減退が懸念されているが、子どもの成長を抑えることはできないし、抑えられるものではない。
当たり前のことだが、今後も衣食への最低限の消費行動は続くのだと、改めて認識した。
次に、息子のスイミングスクールへ向かった。
今日も息子をはじめたくさんの子どもたちの笑顔が飛び交っていた。
「水泳、いいな。久しぶりに泳ぎたいな。」
コロナ禍の状況を見極めたうえで、問題がなさそうであれば近所の市民プールに行ってみようと思う。
スイミングスクールの後、馴染みの珈琲店で昼食をとることにした。
約3カ月ぶりの外食だ。
妻と息子はいつも通り、ランチにドリンクセットを付けて、デザートを堪能。
私はランチメニューのみで、+300円のドリンクセットは付けず。
いつもはコーヒーを付けているのだが、節約(三菱サラリーマンさんの教えでは「支出の最適化」)のため、敢えて頼まず。
本当のところは、この店のコーヒーよりも自分で淹れたコーヒーの方が美味しくなってしまって飲む気が失せたからなのだが、妻には「ケチ!」と失笑された。
300円を得るには、年3%の運用をしたとして、1万円の投資元本が必要。
妻には到底理解してもらえそうにないので、せめて息子には算数の勉強の一環として、お金や資産運用のことをきちんと教えていきたいと思う。
ベランダで靴を磨く
今日は休日。
久しぶりに家族で梅田へ繰り出す予定だったが、あいにくの雨のため、おとなしくステイ・ホームすることにした。
昼食後、ベランダで靴を磨くことにした。
通勤用の革靴3足と、休日用の登山靴1足の計4足。
はじめにブラシで埃を落とし、次にクリーニング液で汚れを除去する。
しばらくしてから黒のクリームを万遍なく塗り、その後、余分なクリームを布でふき取る。
最後に防水スプレーを吹きかけ、乾かして、終わり。
全工程の所要時間は約1時間で、毎月1回の恒例作業にしている。
以前は、靴は消耗品と捉え、1~2年ほどで履きつぶしては新品を買っていた。
それが、ある書籍を読んだことがきっかけで、自分で磨くようになった。
はじめは面倒くさいかも、と危惧していたが、実際にやってみると案外楽しいことが分かった。
靴を磨いているときは、無心の境地に立っている。
禅の世界といったら、大袈裟かもしれないが、精神的に落ち着く。
室内ではなく、ベランダでするのがよい。
時折り空や周辺の景色を眺めると、さらに気分がよくなるからだ。
靴底の修理は自分では無理なので専門店に託しているが、メンテナンスをすることで、靴の寿命が延びた。
10万円を超えるような高級靴はとても買えないが、そこそこの靴を買って、メンテナンスを繰り返し、10年を目標に履き続ける。
その方が精神的にも、経済的にも、いいのではないかと思う。