子どもか犬か猫の写真を掲載しとけ!
10年以上も前の話。
前の職場で社内報の編集を担当していたときに、上司から助言を受けた。
「ネタがない? 取材不足! もっと探せ! それでもダメなら子どもか犬か猫の写真でも掲載しとけ!」
大新聞社の編集委員まで務めた人の言葉にしては随分と乱暴に聞こえたが、メディアの世界では常識らしい。
というのもたいていの日本人は、子どもか犬か猫のどれかに食いつくという。
事実、私は犬好きなので、ネット上で子犬の写真が掲載されていると、ついクリックしてしまう。
中途半端な芸能人・著名人を起用するぐらいなら、無名の子どもか、犬猫の方がましなんだとか。
子どもや犬猫は不倫等のスキャンダルとも無縁だから、スポンサーも余計な心配をしなくていい。
私の場合は、レトリバーの子犬で十分。
それだけでその企業や商品のイメージがよく思えてしまう。