尊敬する先輩が旅立たれました。
4月になり、また新年度を迎えました。
春の人事異動で、複数の任務を兼務することになり、仕事量が2倍に増えました。
ストレスも2倍となります。
職場の窓から満開の桜が見えます。
毎年のことですが、本当にきれいで、心が束の間、安らぎます。
先日、私にとって数少ない理解者の一人で、尊敬する先輩が亡くなられました。
まだ50代前半でした。
現役バリバリの社員の急死とあって、職場関係をはじめ友人・知人等、多くの方がご葬儀に参列されました。
先輩の人徳の深さを改めて感じました。
ご葬儀から少し時が経過しました。
先輩が亡くなられたことが未だに信じられず、夢ではないかと時折、思います。
いつもおおらかで、人間味に溢れていて、弱い立場の人にこそ寛容で、本当にいい人でした。
そんなお人柄ゆえに、他人が嫌がる仕事も率先して引き受けられるなど、無理がたたったのかもしれません。
「コロナが落ち着いたら、飲みに行こな。また連絡するわ。」
約束が叶わず、無念です。
先輩のことだから、「○○君、堪忍な!」といつもの屈託のない笑顔で謝っておられるような気がします。
もっと、いろんな話を聞きたかったな。
もっと、いろんな話を聞いてほしかったな。
春のせいでしょうか。
桜の花びらが散るのを見ると、涙がこぼれます。
「ええ歳したオッサンが情けない。しっかりせなアカンで。」
先輩の笑い声が聞こえてきそうです。
もう少し、頑張ろうと思います。