ベランダで靴を磨く
今日は休日。
久しぶりに家族で梅田へ繰り出す予定だったが、あいにくの雨のため、おとなしくステイ・ホームすることにした。
昼食後、ベランダで靴を磨くことにした。
通勤用の革靴3足と、休日用の登山靴1足の計4足。
はじめにブラシで埃を落とし、次にクリーニング液で汚れを除去する。
しばらくしてから黒のクリームを万遍なく塗り、その後、余分なクリームを布でふき取る。
最後に防水スプレーを吹きかけ、乾かして、終わり。
全工程の所要時間は約1時間で、毎月1回の恒例作業にしている。
以前は、靴は消耗品と捉え、1~2年ほどで履きつぶしては新品を買っていた。
それが、ある書籍を読んだことがきっかけで、自分で磨くようになった。
はじめは面倒くさいかも、と危惧していたが、実際にやってみると案外楽しいことが分かった。
靴を磨いているときは、無心の境地に立っている。
禅の世界といったら、大袈裟かもしれないが、精神的に落ち着く。
室内ではなく、ベランダでするのがよい。
時折り空や周辺の景色を眺めると、さらに気分がよくなるからだ。
靴底の修理は自分では無理なので専門店に託しているが、メンテナンスをすることで、靴の寿命が延びた。
10万円を超えるような高級靴はとても買えないが、そこそこの靴を買って、メンテナンスを繰り返し、10年を目標に履き続ける。
その方が精神的にも、経済的にも、いいのではないかと思う。