たまった小銭をＡＴＭで入金する

以前はよく社内の食堂や売店、近くのコンビニで軽食や飲料を買っていた。

その際、小銭を出すのが面倒くさくて、つい紙幣で購入する悪い癖があった。

すると小銭が日に日に溜まっていって財布がかさばるものだから、専用の小銭入れを用意し、デスクの中にためていた。

自動販売機で飲料を買う際に使えばいいと、考えてのことだった。

ただ最近、節約志向に目覚めたため、コスパの悪い自動販売機で買うことはなくなった。

そもそも現金で物を買うことすらなくなった。

そうなると、たまった小銭の使い道がなくなる。

どうしたものか。

銀行の窓口に並んで預金するのはあまりにもナンセンス。

だからＡＴＭで入金しようと社内のＡＴＭを利用しようとしたら、硬貨の受付はできないとのこと。

仕方なくネットで調べたところ、硬貨の入金は実店舗のＡＴＭじゃないとだめらしく、時間も９時～１８時と限られていた。

今日は定時で帰宅できたので、早速、近くの銀行へ向かった。

はやる気持ちを抑えて、通帳を挿入し、硬貨を投下。

ジャラジャラジャラ～と、待つこと約１分。

画面に表示された入金額は９０６円だった。

１０円玉が中心だったので、思ったより多くて、少し驚いた。

仕事でヘトヘトになっていたが、ささやかな幸せに少しだけ心が和んだ。

塵も積もれば、を改めて実感した。