接客業も大変だ
コーヒー豆が切れたので、朝から近所の馴染みの店へ買い足しにいった。
新型肺炎の影響で観光地や商業地は大打撃を受けているというのに、この店は相変わらず混雑しており、カフェは30分待ちぐらいのようだった。
先日この店の会員登録をしたところ、豆が2割引きで買える優待はがきが郵送されてきたので、早速使おうと持参した。
品種はコロンビア、量はいつもより100グラム多い300グラムを選択。
「豆のまま、支払いはiDでお願いします」と伝えた。
応対してくれたのはベテランの店員さんだったが、危うく豆を粉にひかれそうになったので、「違いますよ。」と声をかけ、難を逃れた。
商品を受け取り、支払いを済ませ、駐輪場へ向かう道中で改めてレシートを見ると、違和感を覚えた。
2割引されていないのではないか?
しばらくして、店員さんが追いかけてきてくれて、「申し訳ございません。こちらの手違いでした。レジをやり直しさせてください」。
どうやら気が付いてくれたようだ。
昔は現金だけの取り扱いだったものが、今はクレジットカードや電子マネー等が増え、種類もたくさんある。
そこにポイント還元やら優待やらが付くのだから、多少の混乱があっても仕方がないと思う。
自分だったら、とても覚え切れそうにない。
だから、別に腹も立たなかったし、どちらかというと同情の念を抱いた。
今回と同じようなことが起こると、必要以上に店員さんに文句を言う中高年をたまに見かけるが、なんだかなあ、と思う。
「じゃあ、あんたにできるのかい?」「あんたはそんなに偉いのかい?」
いずれにせよ、接客業は大変だと思う。
自分は、心を広く保てるように、心掛けていきたい。
本当は短気な性格だけど、がまん、がまんだ。