妻の消費が私の小遣いへとつながる
私の妻はお金に無頓着である。
ブランド品を買いあさるような浪費家ではないが、倹約家でもない。
特売品を吟味して複数のスーパーを巡ることはないし、部屋の電気はつけっぱなしにしていることが多い。
浴槽の残り湯を使って洗濯するようなことは、もちろんない。
以前はよく「電気代がもったいないやろ。」と小言を並べていたが、一向に直る気配がみられない。
どうやら本人にまったくその気がないようなので、あほらしくなって言うのを止めた。
ただ、母親の影響を受けてか、息子もトイレの電気をつけっぱなしにしていることが目立ってきたので、そこは諭している。
まだ小学2年生とは言え、最低限の「もったいない精神」は宿しておいてほしいと思う。
資産運用の再開とともに取り組み始めた私の節制(支出の最適化)は軌道に乗り始めた。
自分にとって本当に必要なものかどうか、よく考えてから買うようになった。
家計簿アプリで1年前の同時期と比較すると、効果は一目瞭然。
支出額は激減しているし、無駄な出費はほぼ見当たらない。
現金はほとんど使わなくなった。
だから財布もズボンのポケットに収まる小銭入れに替えた。
中身は交通系とiDのクレジットカード2枚と千円札1枚、少額の小銭のみ。
キャッシュカードは必要な時だけ持ち歩いている。
でも、単純な節制では楽しみに欠けるし、苦行のようで長続きしない。
だから約束事を決めて、取り組むことにした。
・個人支出の上限は月額7万円(年間84万円)とするが、残金は投資に回すので無駄遣いをしない
・購入時は現金を控え、クレジットカードを使う
・飲酒は原則、翌日に仕事がない日のみ可とし、ビールは極力ふるさと納税でゲットする
・本やお菓子は、dポイント等の各種ポイントで購入する
最後のdポイントがミソで、妻には日常の支払いはなるべくドコモカードを使うようにお願いしている。
利用額の1%がポイントとして溜まるので、毎月1,000円~2,000円が蓄積されていく。
このポイントが私のささやかな小遣いとなっている。
妻の消費が私の収入となる構造は、カード会社の思惑にどっぷりはまっているのかもしれない。
でも、しばらくはこの消費サイクルを享受していこうと思う。